同棲2年目の自宅から「風俗店のカード」が出没! 揺れる35歳女性が取るべき決断

風俗容認派、発覚したら即別れる派、あなたはどっち?
川崎貴子 2022.08.09
誰でも

【今回のご相談】

年末に結婚を予定している婚約者(仕事がデキてイケメン)がいます。彼とは2年の同棲交際期間を経て婚約しており、両家の挨拶も式場の手配も済んでいるという状態なのですが、この度彼の風俗通いが発覚しました。許せない!裏切られた!という気持ちが強く、ショックでこの後どうしたらいいのか解りません。風俗店のカードが見つかって発覚したのですが、風俗にコンスタントに通っている人と生理的なもの含めて結婚できるものか?今更結婚を止めるという選択肢があるのか?ネットで検索すると「風俗は浮気じゃない派」も多数居て混乱しています。私はどうするべきでしょうか?川崎先生ならどうするか教えていただけないでしょうか?                 (35歳  塾経営)

【川崎貴子の答え】

本来ならば幸せ真っただ中の結婚前にそんな「お客様カード」を見つけてしまうなんて、心中お察し致します。

そもそも、なんで彼は風俗店のカードを無防備に持ち歩いているのか?コロナはもちろんの事、結婚前男性として性病などの心配は無かったのか?等、このご時世だから尚更、

彼の危機感の無さっぷりの方が私には恐怖なのでした。ほんとに仕事できるのか疑わしいほどに。

だからこの相談文を読んだ時、ステータスが「未だ婚約中」である事に私は相当安堵致しました。そう、今なら、

結婚を止めるという選択肢はバリバリにありますよ。(よくぞ間に合った!というレベルで)

ですから先ずは落ち着いて。今後彼と結婚生活を共にできるものなのか、生理的に受け入れられるのかをしっかり感じ、考えていきましょう。

そして、「川崎ならどうするか?」に正直に答えるのであれば、

私は、風俗店で働く人の雇用問題や社会的な役割などはこの際脇に置かせてもらって、

「生身の人間の性を買いに行く」という行為に個人的な抵抗感があるので、風俗通いの男性と結婚は無理かと思われます。

でも、それは私の結婚の価値観であり、当然ですが相談者さんの価値観ではありません。

話し合う「絶好の機会」が与えられたと思って

そして、カップルの数だけ色々な価値観がある筈です。

私の周囲で風俗容認派の妻は2人。夫(妻の風俗通いOK派)は0名です。容認妻達の理由は、「自分がもうしたくない。夫の性にも口出ししたくない」という、

夫婦生活20年妻たちのセックス引退宣言に付随するものでした。

その他にもネットで容認派を検索してみましたが、「仕事と子育てでクタクタなので夫には風俗に行ってもらいたい」という妻のオーバーワークタイプから、「夫の特殊な性癖に付き合うのがきついのでプロにお願いしたい」という夫がマニアックなタイプまで、皆さんこの結論に至るまでにご自身で、夫婦間で色々なせめぎあいや葛藤があったんだろうなぁと。

何故かと言えば、ほとんどの夫婦が二人の性生活の事を話し合わずして結婚生活に突入してゆくからです。

「浮気は許さないけれど風俗はOK」とか、「忙しくても週に1回は必ずセックスする」「子供が大きくなったら月1回ホテルに行く」など、どれが正解とか不正解ではなく、お互い何がベストで何を譲れないのかを赤裸々に話せる機会が無く、それが日本の夫婦を互いに秘密主義にして、セックスレス増にも拍車をかけているのではないかと。

文章を読む限り相談者さんは、婚約者とこの件について何も話し合っていませんよね?

だから、彼が何故風俗に行ったのか?今後どうするつもりなのか?わからない状態で慌てながら傷ついている。

彼が風俗に行った原因をちゃんと聞いてみる事により、今の最悪な状態から比べたら、彼を理解できる何かがあるかもしれない。例えば「相談者さんが毎日忙しく、彼が寂しさを抱えていた」という理由ならコミュニケーションの問題として糸口が見えるかもしれない。もしかしたら彼の環境(男友達や会社の先輩達)が風俗に対して日常的で、あまり考え無しに通っていたかもしれず、でもそれもこれも聞かなければ判断のしようがないですよね?ちゃんと話を聞いて「やっぱり生理的に無理だわー!無いわー!」という結果にたどり着くかもしれないですがそれも人生。いずれにしても2人で結婚を目前とし、嫌な話も悪い癖も開示して話し合うタイミングが来たという事なのです。

この機を思考停止してくよくよ過ごす事なく、別れるにしろ、継続するにしろ、未来ある二人の重要な話し合い、そのチャンスにして欲しいと私は思います。

結婚するべきか、しないべきかー。

答えは彼の話を真摯に聞いた相談者さんの中に、きっとありますよ。

どうしても見つからなかったら、私の個人カウンセリングにいらしてみてくださいね。

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最近の私

先日は妹夫婦の家に遊びに行きました。

妹が結婚してから毎年葉山に行くのが夏の定番行事なのに、何故か近くの海岸の花火大会には行ったことがありませんでした。

が、今年は初めて海岸で花火を鑑賞。

妹から「地味だよ」と聞いていたのだけれど、50歳に沁みる花火大会とでも言いましょうか?

近所の人たちがわらわら集まって、飲みながら鑑賞する花火はとても幽玄で大満足でした。

夏が来るたびに、葉山の海が大好きだった父や、子供たちが小さかった頃を懐かしく、幸せに思い出させてもらっています。妹夫婦に感謝。

プロフィール

1972年生まれ。埼玉県出身。リントス株式会社代表取締役。1997年に働く女性をサポートするための人材コンサルティング会社(株)ジョヤンテを設立。女性に特化した人材紹介業、教育事業、女性社員向けコンサルティング事業を展開。

著書に「やっぱり結婚しなきゃ!と思ったら読む本」「我がおっぱいに未練なし」「結婚したい女子の為のハンティング・レッスン」「私たちが仕事を辞めてはいけない57の理由」「愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる」「上司の頭はまる見え。」「モテと非モテの境界線」がある。

株式会社ninoya、ベランダ株式会社の取締役を兼任し、2016年11月より、働く女性の結婚サイト「キャリ婚」を立ち上げる。婚活結社「魔女のサバト」主宰。

女性の裏と表を知り尽くし、フォローしてきた女性は2万人以上。「女性マネージメントのプロ」「黒魔女」の異名を取る。17歳と10歳の娘を持つワーキングマザーでもある。

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