「もう、したくない妻」が夫婦のセックスから逃げる方法
【今回のご相談】
同じ年の夫(40歳)、小5と小2の子どもがいる結婚12年目の在宅ワーカーです。 私は上の子を産んでから夫とセックスがしたくありません。 丸6年セックスレスで平和でしたが最近久々のお誘いを受けました。 本心は気持ち悪い思いでいっぱいでしたが夫はそれなりに勇気が要ったのだろうと、これを断ったら傷つけてしまうのではないかと、渋々受け入れましたが、やはり私には男女の壁を超えた友人との行為のようで気持ち悪さが勝っていました。 それなのに連日のお誘いが始まり、夫からのランダムなお誘い →精神的に無理で月2回との取り決め依頼 →やはり月1回に変更依頼 →(いつお誘いがあるか恐怖のため)毎月最終日曜に指定依頼 。ここまで譲歩してもらいましたが、やはり気持ち悪くなり無理で、そのうち夫の前では機嫌が悪くなりそういう雰囲気にならないよう仕向けるようになりました。よって家庭はギスギスしています。 そして「私はもう無理だから、プロでも素人でも他所でしてきていいよ」と提案しましたが、それは却下されました。 夫婦である以上、夫とセックスをしなくてはならないのでしょうか。 次はいつ誘われるのだろうと2人きりになる空間に怯える日々です。 セックスしたい夫とセックスしたくない私の着地点はあるのでしょうか。
【川崎貴子の答え】
例え夫婦であれど、いや、夫婦であればこそ、セックスの問題は難しいですね。
同時に結婚したのに、夫婦がなぜ同じように枯れることができないのかと言えば、個体差や生活の優先順位、セックスに何を求めているかが違うからで、相談者さん夫婦のように話し合いを何度持っても平行線な場合、我慢と駆け引きのバトルロワイヤルは今後も続いていくものと予想されます。結局の所、これに決着をつけるとすれば、
1.夫が我慢する 2.妻が我慢する 3.離婚する
の、3択です。
相談者さんは2と3は避けたい。何とか夫が納得してくれて1に着地できないものかと思い、相談に至ったのだと認識しております。
現に日本はセックスレス夫婦の名産地。男女の愛情が消え失せても「友人みたいに仲が良い」「父母としての責任で」「家族愛」などの理由から夫婦を続けている人たちがいっぱいいる訳でして、夫ぎみと既に「いたしたくない」相談者さんがそのお仲間入りしたいと思うのは至極当然なことと言えるでしょう。
ただ、夫婦のセックスに関していえば、「しない権利」同様に「する権利」もある為、離婚につながる可能性、相手を傷つけてしまう可能性も高く、相当センシティブな戦いになるということをご認識いただきたく。また、本件の答えに正解は無く、実際のレス夫婦でも抱えているものが皆違っており、言ってみれば夫婦の数だけその「落としどころ」があるというのが実情であります。
それらを踏まえた上で、先人(夫とのセックスを卒業した妻たち)が、いかにYES/NO枕の「NO枕」を出し続け「健やかなレスライフ」を手に入れたのかを今回は参考にしてみましょう。